マツダはレベル5の完全自動運転カーが完成しても、人が中心とした車にする事を目標に掲げています。
コネクテッド(サーバーとの情事相互情報通信)、完全自動運転カー、シェアリングカー、EV、全ての領域で人という母体が中心になり、その上に自動運転カー技術を作って行きます。
例えば、高齢者になっても自動で自由に移動できる車は誰もが認める高い価値のある車になります。
でも、自分で運転するという喜びや楽しみも高い価値があると言う物に変わりありません。
この価値を追求していく上で、完全自動運転カーの完成はゴールにはなりません。
人が思う車の価値観は千差万別であり、その1つとして自動運転カーがあります。
中には、純粋に運転を楽しめる車で、車が自動で絶対に事故を起こさせない形も、最高の価値を持った車です。
車は運転する事により、人の能力を活かせる事があるのも知っています。
事故を起こさずに運転するには、人の感覚や経験の方がコンピューターより優れている事が沢山あります。
そして、車の本来の性能をきちんと正しく発揮させられるのも、人じゃなければ無理です。
自動運転カーは、地図や、位置や、周りの状態による状況判断が必要です。
そして走行し、カーブを曲がり、停止や発信をする時、人それぞれ自分なりの心地良い走り方があり、自分の感覚に合った速度、カーブ、停止、発進の仕方もあります。
その人が思う気持ちを車に学ばせて、その人が1番心地良いベストな感覚で走行できる自動運転カーを目指します。
車は人の命を預かるシステムです。
その制御全てをコンピュータだけに任せるわけにはいきません。
人の考え方や、気持ちに沿って制御しなくてはならない部分も沢山あります。
マツダは、人から学ぶコンピューターを搭載した自動運転カーを作って行きます。